Nob!!の勝手に甲殻類 :トップ

イメージ 1

日本産甲殻類について綴っているブログです。ほとんどはマイナーな種類ですが...(汗)

ボチボチと更新して参ります。お付き合いのほど、ヨロシクお願いいたします。
月イチくらいでアクセスいただければ、少しはページが増えていると思います。

100ページ達成に伴い、書庫を増やしてブログ内を整理しようと思ったのですが...そしたら、リンクが壊れちゃったみたいですm(__)m。
こういったバグや、工事中のページも随時更新してまいります。

もしそういった不具合を見かけましたら、「リンク壊れてるヨ」って教えてください。



このページは気まぐれに記事内容を書き換えます(おことわり)

 

 

 

注)写真の無断転用はかたくお断りいたします。

海の日 in 2026

3連休~ 海の日だぁ~ 

今年も海の日っぽいことしときたいので、棚上げのグソクムシ案件着手しますよ。多分未記載種。

 

やりたいことまだまだあるけど、歳のせいか、気力続きませんな。

こうやって公言して、自分を追い詰めないと。

 

成果出たら追って報告いたします。

書籍『海のへんな生きものと暮らす僕』

 

敬愛するわれらが新種ハンター! 森滝さんの待望の書籍です!

『海のへんな生きものと暮らす僕:ダイオウグソクムシを「スター」にした水族館学芸員の飼育日記』カンゼン 2026.7.3.

 

ダイオウグソクムシ、シダムシ、トリカジカエラモグリ、エビノユタンポ、ツメナガカニノハナチョウチン。

マイナーな甲殻類の発見秘話がてんこ盛り!

ちゃんと読んでからまた加筆します(まだ半分くらいしか読めていないっす)

Calanus jashnovi論文

日本プランクトン学会の学会誌、『Plankton and Benthos Research』の最新号に、浮遊性カイアシ類Calanusに関する論文がでてました。

 

Calanus好きにはたまらない話題なので、早速Abstractを和訳しときました。和訳はwebサービスにご協力いただきました。今回は直しなしで掲載させていただきました。

 

 

要旨:2023年3月および2025年4月、瀬戸内海東部の紀伊水道において、多数のCalanus jashnoviが採集された。C. jashnovi のコペポディドを、瀬戸内海における主要な大型カイアシ類であり、同地域に生息する近縁種である Calanus sinicus と区別するため、コペポディドの CIV 段階以降の体長を測定した。CIVおよびCVの長さの分布は、いずれも明確な二峰性を示し、その大きなピークと小さなピークは、それぞれC. jashnoviおよびC. sinicusであると推定された。C. jashnovi の成体は、CIV および CV よりもはるかに個体数が少なかった。瀬戸内海における C. jashnovi の出現は、表層への季節的な垂直移動と、時折、温暖な黒潮表層水が紀伊水道に流入することによるものと考えられる。2025年4月のC. jashnovi CVの体長平均値は、2023年3月よりもはるかに大きかったが、これはCIからCVへと成長した表層水における餌の豊富さや質の差によるものと考えられる。紀伊水道では、2023年3月および2025年4月のカラヌス個体群のうち、C. jashnovi がそれぞれ70%および44%を占めており、これはプランクトン食性の魚類にとって重要な餌源となっていると考えられる。

<DeepL.com(無料版)で翻訳しました。>

 

本文、ゆっくり勉強いたします。

 

 

<文献>

Ueda, H., & Nishikawa, T., 2026. Occasional occurrence of large calanoid copepod Calanus jashnovi in the eastern Seto Inland Sea, Japan. Plankton and Benthos Research, 21(2):  121-127.

https://www.jstage.jst.go.jp/article/pbr/21/2/21_P210201/_article/-char/ja

スイムシヨコエビ【備忘録・文献紹介】

刺し網の漁獲物を食害するヨコエビに和名が付きました。

 

スイムシヨコエビAroui onagawae (Takekawa & Ishimaru, 2000)

 

クツミガキソコエビ科の1種とのこと。仙台湾の被害についての論文がだされました(石川ら, 2026)。

仙台湾のほか、宮城県女川湾及び富山県富山湾から報告があるほか、瀬戸内海及び熊野灘沖から報告されるScopelocheirus hopeiについても本種ではないかとのことです。

 

生きているときは、背中の計10本の赤いバンドによって容易に識別できるとのこと。1cmくらいのヨコエビです。

 

 

刺し網漁獲物食害動物としては等脚類が思い浮かびますが、この論文ではベイトトラップで採集された動物の85%がスイムシヨコエビだったそうです。

 

 

<文献>

石川哲郎・武川淳司・大竹優也・太田吉陽・松田絵里,2026.刺し網漁獲物を食害するヨコエビ類スイムシヨコエビ(新称)Aroui onagawaeの 仙台湾からの報告と分布特性.日本水産学会誌, 92(3), 175–178.