2009-01-01から1年間の記事一覧

シロボシアカモエビ(ホワイトソックス)

めり~・くりすます!! 皆さんのところにはサンタさんは来るでしょうか?? Nob!!はイイ子じゃないんで、もう何年も来ていません(涙) なんかクリスマスっぽいこと書こうと思ったのですが...なかなか思いうかばず(>_<) ベタですが、サンタっぽいエビの…

エビノコバン

エビノコバンTachaea chinensis Thielemann, 1910です。淡水産ニセウオノエ科等脚類です。 学生のころからずっ~~っと観たかった種類です。今回機会があって、研究をされている先生の御好意で標本を分けていただきました(感激デス!! (^_^)v)。 スジエビ…

ソコシラエビ

オキエビ科のエビ類、ソコシラエビLeptochela (Leptochela) gracilis Stimpson, 1860と思います。 Nob!!の経験では、東シナ海のプランクトン試料中に比較的よくみます。(写真、ダメダメです。白い生き物ってかなり苦手(>_<)) コエビ類は、第1・第2胸脚がハ…

「羽田周辺水域環境調査研究」第3回シンポジウム

今日、「羽田周辺水域環境調査研究」第3回シンポジウム:羽田空港周辺と東京湾の水環境~最新の調査成果をもとに~、に参加してきました。 そしたら、思いのほか知人が聞きに来ていてビックリしました。

夏の想ひで:カニたちのウェヴィング

とうとう師走突入しちゃいました。ヤレヤレ... 皆さまの今年一年はいかがでしたか? ○・― ―・○・― ―・○・― ―・○・― ―・○・― ―・○・― ―・○・― 歳とると月日の経つのはやいですね。気を抜くとアっと言う間に季節が替わっちゃっています(って前にも書いたな…

暖海性カラヌス類⑤:ネオカラヌス・グラキリス

カラヌス科浮遊性カイアシ類の一種、Neocalanus gracilis (Dana, 1849)です。 「太平洋の温帯、亜熱帯、熱帯域に広く出現。表層から中・深層」に分布します。 体形は普通のカラヌス体形(フットボール様の左右対称な流線形)(図A)。体長はメス2.7~3.4mm、…

(祝)ブログ一周年!

ブログ一年たちました! みなさまありがとうございます!! でもネタが..... いつまで持つかな?!

これってピコロコ?

この写真、分かり難いかも知れません。これはフジツボの一部です。 フジツボを火山に見たてると、噴火口に当たる部分には4枚からなる蓋(蓋板:左右の背板と楯板からなります)があるのですが、これ、その蓋板です。しかもかなり巨大です。 (この表現は「フ…

武者ゾエア

顕微鏡に入りきらなかったので、試行錯誤の末、こんな写真になりました(苦笑) 後で、写真撮り直します。 日本海の水深0←100mで採集された、比較的大型のゾエアです。正面から見ると、ヨロイ兜そのものです(っていうか仮面ライダーストロンガー??)…

暖海性カラヌス類④:ナンノカラヌス・ミノル

小型のカラヌス科浮遊性カイアシ類、Nannocalamus minor (Claus, 1863)です。 体長はメス1.7~2.4mm、オス1.5~2.0mm。先のCosmocalanus darwiniとCanthocalanus pauperの中間くらいのサイズですが、実際プランクトン見てると同試料中に出現していて、サイズ…

魅惑の“F”

あっという間に11月ですね。今年のカレンダー、最後の1枚になっちゃいました(>_<) 先日、「フジツボ:魅惑の足まねき(岩波科学ライブラリー, 159)」(倉谷うらら著、岩波書店)という本を読みました。 118ページのかるく読めるボリュームなのですが、その…

暖海性カラヌス類③:ウンディヌラ・ヴルガリス

大型のカラヌス科浮遊性カイアシ類、Undinula vulgaris (Dana, 1852)です。 暖海表層性の種類で、黒潮流域に出現します。駿河湾奥部(三保半島)での周年調査では、20.3~26.8℃になる時期で、確認されています。 体形は普通のカラヌス体形(フットボール様の…

(続)中・深層浮遊性ヨコエビ類

水深500~800m位から、大型プランクトンネットで曳網したプランクトンサンプルの中には、中・深層浮遊性ヨコエビ類が比較的普通に採集されています。(あっ!海の話です。コレ) クラゲノミ類のようなプランクトン性の端脚類です。 ただ、Nob!!が知るかぎり…

オンケア・ヴェヌスタ(ヴェネラ型)

Oncaea venusta f. venellaという海産浮遊性カイアシ類です。 世界中に分布し、日本近海では暖流域から採集されます。 この体勢、「交尾前ガードprecopulatory mate guarding」といいます。 下のでかい方がメスで、上でしがみついてるのがオスです。 メスは…

暖海性カラヌス類②:カンソカラヌス・パゥパー

小型のカラヌス科浮遊性カイアシ類、カンソカラヌス・パゥパーCanthocalanus pauper (Giesbrecht, 1888)です。 体形は普通のカラヌス体形(フットボール様の左右対称な流線形)で(図A・D)、棘や突起などの特徴に乏しい種類です。 体長はオス・メスとも1.3…

多摩川のテナガエビ類

このエビ、テナガエビの仲間ですが、多摩川河口域で採集してきたゾエア幼生が成長したものです(@_@) 職場でペットとして飼育されていました(お世話をしていたのは主にパートさん達)。 エビのゾエアを採ることが目的ではなかったのですが... 試料に…

暖海性カラヌス類①:コスモカラヌス・ダーウィニ

カラヌス科浮遊性カイアシ類の1種、コスモカラヌス・ダーウィニCosmocalanus darwini (Lubbock, 1860)です。 種名が、かのチャールズ・ダーウィン(Charles R. Darwin)に献名されています(この経緯はよく知りません)。なお、今年はダーウィン生誕200年にあ…

秋の相模川

今日もジュニアと川に行ってきました。 (写真は調査地から望む上流風景です。調査地左岸側) 鳥さんがいました。ジュニアの顎にとどくほどのサギで、かなり悠々としていて、接近しての撮影OKでした。サービス満点ですね。 魚はほとんど捕れませんでしたが…

TCS行ってきました!!

秋のゴールデンウィーク! みなさまいかがでしたか? (シルバーウィークっても言うそうですね) Nob!!は国際甲殻類学会(TCS)2009年日本大会に行って参りました!! やり残したことも多々ありますが、それでも、論文の著者としてしか存じ上げない、超…

●●トゲウミノミ

ナガトゲウミノミ Primno latreillei Stebbing, 1888という種類だと思います。(ちょっとビミョ~) 海産浮遊性の小型甲殻類、いわゆるプランクトンです。 図鑑などにはPrimno macropa Guerin-Meneville, 1836トゲウミノミという種類が掲載されていますが、…

9月といえばTCS:いよいよ明日から!!

9月の大連休はじまりました。 明日からTCSです。 みなさまこぞって参りましょう!! 国際甲殻類学会(TCS)2009年日本大会のポスターです。 大会ホームページからダウンロードできます。 ↓↓↓ http://wwwsoc.nii.ac.jp/csj4/TCSFirstPage1.html ↑↑↑ …

おかげさまで!!

本日、訪問者さまが累計9千名に達しました。 みなさまありがとうございます。 これからもヨロシクお願いいたします。 管理人:Nob!! ところで第9千番目様はどなたっだたのでしょうか?

●●ズキン

トガリホソメズキン Streetsia steenstrupi (Bovallius, 1887)です。 某サイトでは●●ズキンは大人気です(管理人に!) Nob!!もお気に入りです。でもかれらの同定はけっこう面倒です(涙) ○主な掲載図鑑等; Vinogradov, et al. [Hyperiid Amphipods of the…

夏も終わっちゃいますね

今年も満喫しないまま、すでに秋空ですね。日中は暑いけど! 悔しいから、例のもの観てきました。相変わらず屈折してるかな?

「エビと日本人」その後

「エビと日本人」という本があります。 かなり興味深い本で、勉強になります。 日本人ひとり当たり、年間70匹のエビフライを食べるなんていう試算が載っています(この本のメダマ!)。 この中に、1955年から1986年までの国内のエビの生産、輸入、消…

杉浦千里・十脚甲殻類細密画展のお知らせ

今年3月に横浜で開催された、杉浦千里さん(1962~2001年)の精密画点をTCSで再現されるそうです。 ●場所:国際甲殻類学会日本大会会場(東京海洋大学品川キャンパス) ●開催日時:2009年9月21日~23日 http://wwwsoc.nii.ac.jp/csj4/TCSFirstPage1.html こ…

暑中お見舞い申し上げます

いやぁ~ もう8月っスか やんなっちゃいますね。 今年も半分過ぎちゃいましたが、みなさま気張っていきましょう!! -・-・-・-・ ・-・-・-・-・- マルオネコゼ Eupronoe minuta Claus, 1879といいます。 クラゲノミ類です。好きです。 比較的普…

マルヒオドシエビ(続 中・深層浮遊性エビ類)

マルヒオドシエビ. Hymenodora frontalis Rathbun, 1902 です。 中・深層浮遊性のエビで、水深2400~5600mに分布します(この写真の標本は水深700m位)。 北太平洋がタイプ産地で、北海道厚岸沖や相模湾、屋久島沖などから記録があり、カナダや…

チチュウカイミドリガニ(外来甲殻類 1)

チチュウカイミドリガニCarcinus aestuarii Nard, 1847のオスです。生きてました。観察会(↓)では生きているのこの1匹しかみつかりませんでした(涙)。 http://blogs.yahoo.co.jp/yevicanidaisuki/19986731.html ワタリガニ科のカニですが、第4歩脚が普通…

外来種勉強会

第3回 外来生物分布拡大調査の勉強会(東京湾の外来海洋生物:その生態と過去、現在、未来)に出席しました。(↓) http://vege1.kan.ynu.ac.jp/forecast/ 午前中は勉強会 午後は観察会 2009年6月現在で、76種の外来海洋生物が確認されていて、うち…