2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

暖海性カラヌス類⑤:ネオカラヌス・グラキリス

カラヌス科浮遊性カイアシ類の一種、Neocalanus gracilis (Dana, 1849)です。 「太平洋の温帯、亜熱帯、熱帯域に広く出現。表層から中・深層」に分布します。 体形は普通のカラヌス体形(フットボール様の左右対称な流線形)(図A)。体長はメス2.7~3.4mm、…

(祝)ブログ一周年!

ブログ一年たちました! みなさまありがとうございます!! でもネタが..... いつまで持つかな?!

これってピコロコ?

この写真、分かり難いかも知れません。これはフジツボの一部です。 フジツボを火山に見たてると、噴火口に当たる部分には4枚からなる蓋(蓋板:左右の背板と楯板からなります)があるのですが、これ、その蓋板です。しかもかなり巨大です。 (この表現は「フ…

武者ゾエア

顕微鏡に入りきらなかったので、試行錯誤の末、こんな写真になりました(苦笑) 後で、写真撮り直します。 日本海の水深0←100mで採集された、比較的大型のゾエアです。正面から見ると、ヨロイ兜そのものです(っていうか仮面ライダーストロンガー??)…

暖海性カラヌス類④:ナンノカラヌス・ミノル

小型のカラヌス科浮遊性カイアシ類、Nannocalamus minor (Claus, 1863)です。 体長はメス1.7~2.4mm、オス1.5~2.0mm。先のCosmocalanus darwiniとCanthocalanus pauperの中間くらいのサイズですが、実際プランクトン見てると同試料中に出現していて、サイズ…

魅惑の“F”

あっという間に11月ですね。今年のカレンダー、最後の1枚になっちゃいました(>_<) 先日、「フジツボ:魅惑の足まねき(岩波科学ライブラリー, 159)」(倉谷うらら著、岩波書店)という本を読みました。 118ページのかるく読めるボリュームなのですが、その…