ツノナシオキアミ(♂)

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ツノナシオキアミEuphausia pacifica Hansen, 1911のオスです。前回の写真はメスでした(↓)
http://blogs.yahoo.co.jp/yevicanidaisuki/14865714.html

オキアミ類(ソコオキアミBentheuphausia amblyops G.O.Sars, 1885を除く)は、オスの第1・第2腹肢内肢に、雄交接器petasma(または交尾補助器)があり、メスに精夾を渡す役割を果たします。このうち第1腹肢のものは形態が特徴的で、種の同定の重要なキーにもなります。
これを写真に納めました。でもペタソマが複雑すぎて、「何だかわからないけど複雑な構造物があるんだな」っていうていどにしか表現できませんでした(涙)。

これに対して、メスではオスとの交接後に、第6胸肢基部に開口する生殖孔付近に精夾spermatophoreを付着させていて、これがメスの目安になります。先のページの写真にも2コ付いているのが写っていますが、お判りになられるでしょうか?