ツノテッポウエビ腹部寄生性の新属新種のエビヤドリムシ類の記載論文が公開されました。
その名も
ツノテッポウハラヤドリQuadripediphryxus mayuzumii Saito, 2020
(まんまか...)
アクアリストの王英さんが購入したライブロック中に混在していたツノテッポウエビのSynalpheus streptodactylus Coutière, 1905の腹部に着いていたエビヤドリムシ類とのことです。いきさつが複雑。
新属Quadripediphryxus Saito, 2020には和名は提唱されていないようです(笑)。
論文を精読し、追って加筆いたします。
<文 献>
Saito, N., 2020. A new hemiarthrine bopyrid, Quadripediphryxus mayuzumii gen. et sp. nov. (Isopoda: Epicaridea: Bopyridae), infesting the abdomen of Synalpheus streptodactylus Coutière, 1905 (Decapoda: Caridea: Alpheidae). Crustacean Research, 49: 99–107.
J-stageのサイトから論文をDLできます:
https://www.jstage.jst.go.jp/article/crustacea/49/0/49_99/_article/-char/en
しかし、Crustacean Researchのこの号は、等脚類特集号かってくらい等脚類ネタが多い(爆)