サラサノハラヤドリ






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本日、日本産エビヤドリムシの新種記載論文が、学会誌“SpeciesDiversity”に掲載されました。


 サラサノハラヤドリAnisarthrus okunoi Saito &Shimomura, 2015


和名の示すようにサラサエビの腹部腹面に寄生するそうです。日本から97番目のエビヤドリムシとなりますが、サラサエビ科エビ類を宿主とするエビヤドリムシとしては世界で始めての種とのこと。またコエビ類の腹部に寄生するエビヤドリムシは本種を含み12種が日本から知られますが、これらの概要についても取りまとめられております!


 

[文献]

Saito, N. & Shimomura, M.  2015.  Anew abdominally parasitizing bopyrid, Anisarthrusokunoi sp. nov. (Crustacea: Isopoda), infesting the hinge-beak shrimp Rhynchocinetes uritai Kubo, 1942(Crustacea: Decapoda: Rhynchocinetidae). Species Diversity 20: 37–43.