さて、今月の甲殻類はオトヒメエビStenopus hispidus (Olivier, 1811)です。紅白でおめでたそうなエビでしょう！ このエビ、岩礁のクボミなどに雌雄のペアで仲睦まじく生息し、クボミを訪れたウツボなどの魚の体から寄生虫をとってくれます。このようなエビを「クリーニング・シュリンプ」などと呼び、魚が治療を求めて訪れるエビの住処を「クリーニングステーション」と呼ぶそうです。
じつはこの写真、以前年賀状につかったことがあるのですが、ある先生から「Nob!!クンはこんな奇麗なエビで賀状つくっちゃダメだよ！ もっとマイナーな甲殻類じゃないとらしくないね」と御指導いただいたことがあります（苦笑）。
