えびせん

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同僚から、お土産いただきました。おいしゅうございました。
「しろえび小判」(日の出屋製菓産業㈱)、いわゆるえびせんです。
 
原材料に富山湾特産のシラエビ(流通名しろえび)を使用しているのがミソですね。
 
 
 
シラエビPasiphaea japonica Omori, 1976は、日本近海のみに知られ、富山湾駿河湾に多産し、相模湾遠州灘にも分布します。昼間は水深150300 m層に群泳し、夜間水深100 m以浅に浮上します。富山湾では本種を対象とした漁業があります(土井, 1976など)。
 
 
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写真のエビは、Nob!!が学生の頃に下宿近所のスーパーで購入したもので、いまでも標本としてのこっています。
 
写真の様に死ぬと体全体が白濁してしまいますが、生鮮時は透明です。英名Japanese glass shrimpといいます。
透明な状態のエビを撮るには、富山にいけば良いわけですが、あまりにも経済的ではありません。
というような話をしたら、「Nob!!君もまだまだだなぁ」と、ぼうずコンニャク氏にいわれたことがあります。が、氏は仙人だから、一般ピーポーのNob!!とはそもそも感覚が違いすぎています。ですよねぇ皆様!!
 
 
 
○主な掲載図鑑等;
Pasiphaea sivado: 久保伊津男[新日本動物図鑑(中)], 1965, p.605, No.934.
三宅貞祥[学研生物図鑑水生動物], 1981, p.101, 253.
Pasiphaea japonica Omori, 1976, p.250, figs.1 & 2.
武田正倫[原色甲殻類検索図鑑], 1982, p.16, No.46.
三宅貞祥[原色日本大型甲殻類図鑑(Ⅰ)], 1982, p.26, pl.9, No.6.
林 健一[日本産エビ類の分類と生態(55), 1990, p.400, figs.191,192b,g,193b. 
林 健一[日本産海洋プランクトン検索図説], 1997, p.1238, pl.14, no.48. 
林 健一[日本産エビ類の分類と生態, II(1), 2007, p.224, figs.91,92c,d,93b. 
 
 
 
 
 
[引用文献]
1)土井捷三郎.1976.シラエビの生物学(予報富山湾の水産資源及び漁業に関する調査研究報告(第1報富水試資料,41-6
2)土井捷三郎.1989富山湾で採集されたコエビ類6種の相対成長について.富山水産試験場研究報告,165-76
3)土井捷三郎.1989.「しんかい2000」で観察した富山湾に生息するシラエビの生態.海洋技術センター試験報,1989139-143