マクロセテラ・グラキリス

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 マクロセテラ・グラキリスMacrosetella gracilis (Dana, 1847)といいます。
 浮遊性の“ソコミジンコ”です。ソコミジンコ類は、名前のとおり多くは底生性なのですが、一部の種類はプランクトンとして出現します(↓)。
http://blogs.yahoo.co.jp/yevicanidaisuki/15749866.html

 本種は暖海性のプランクトンで、数的にドバッと採れることはありませんが、出現頻度としては結構普通に採集されます。

 見た目、かなり地味な生き物ですが、馴れてくるとなんか愛着が湧いてきます。この写真からではこの想いは伝わらないでしょうかね?


●主な掲載図鑑;
田中於菟彦[新日本動物図鑑(中)], 1965, p.493, No.567.
山路 勇[日本海プランクトン図鑑], 1966, p.386, pl.120, No.5.
岩崎 望[日本産海洋プランクトン検索図説], 1997, p.956, pl.208, no.332.



 ラン藻のコロニーと共生関係にあるというようなことを聞いたのですが、出典は何なのでしょうか?