とうとう師走突入しちゃいました。ヤレヤレ... 皆さまの今年一年はいかがでしたか?
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歳とると月日の経つのはやいですね。気を抜くとアっと言う間に季節が替わっちゃっています(って前にも書いたな)(ToT)/~
そんな中、今年は気を抜かずに、夏を堪能したように思います。まぁ、Nob!!としてはって程度なんですがネ。
田んぼ行ったり、川行ったり、干潟行ったりした程度なんですが...
そんな中、今年は気を抜かずに、夏を堪能したように思います。まぁ、Nob!!としてはって程度なんですがネ。
田んぼ行ったり、川行ったり、干潟行ったりした程度なんですが...
でもやっぱ楽しかったナ。
写真は多摩川河口干潟でみたチゴガニIlyoplax pusilla (De Haan, 1835)のウェイビングです。
「ウェイビングwaving」ってのは、スナガニ上科のカニ類の中でみられる、特徴的な行動です。干潮時に干潟に出現し、摂餌行動とともにみられるハサミ脚の振りあげ行動を言います。
ウェイビングは、ほとんどの種で主にオスが、繁殖期に限って行います。しかもメスへの求愛時に激しくなることから「求愛行動」のひとつと考えられています。
また、なわばり侵略者へ向けて激しく行うことから、「なわばり宣言」の意味もあるとされています。しかし、他のカニが近くにいなくても、どちらに向くともなくウェイビングをおこなうことも多く、この行動についての意味は不明のようです。
「ウェイビングwaving」ってのは、スナガニ上科のカニ類の中でみられる、特徴的な行動です。干潮時に干潟に出現し、摂餌行動とともにみられるハサミ脚の振りあげ行動を言います。
ウェイビングは、ほとんどの種で主にオスが、繁殖期に限って行います。しかもメスへの求愛時に激しくなることから「求愛行動」のひとつと考えられています。
また、なわばり侵略者へ向けて激しく行うことから、「なわばり宣言」の意味もあるとされています。しかし、他のカニが近くにいなくても、どちらに向くともなくウェイビングをおこなうことも多く、この行動についての意味は不明のようです。
ウェイビングはカニの種類によってそれぞれ特徴があります。
このチゴガニは、雌雄とも一緒になって左右の鉗脚を揃えて高く振りあげ、それを振り下ろす行動です。その1回の動作はおよそ2秒程度。各個体の動作は同調しており、その動作はラジオ体操のように揃っています。白色の鉗脚はよく目立ちます。特に6~7月の繁殖期にはオスが熱心にウェイビングを行います。
また、チゴガニは甲幅3.5 mm以上になるとなわばりを形成し、これを犯す他個体を追い払う行動をが知られています。直接的追い払い行動は3タイプがあります。
1)アグレッシブ・ウェイブaggressive wave:相手に向かって盛んにウェイビングを行う行動。
2)アグレッシブ・ダッシュaggressive dash:相手に向かって突進する行動。
3)ケンカfighting:互いにハサミ脚でつかみ合い、押し合い、さらに投げ倒すといった攻撃行動。
このほか、他個体に対する嫌がらせ行動や、複数タイプの繁殖行動など、様々な生態が研究されています。
また、チゴガニは甲幅3.5 mm以上になるとなわばりを形成し、これを犯す他個体を追い払う行動をが知られています。直接的追い払い行動は3タイプがあります。
1)アグレッシブ・ウェイブaggressive wave:相手に向かって盛んにウェイビングを行う行動。
2)アグレッシブ・ダッシュaggressive dash:相手に向かって突進する行動。
3)ケンカfighting:互いにハサミ脚でつかみ合い、押し合い、さらに投げ倒すといった攻撃行動。
このほか、他個体に対する嫌がらせ行動や、複数タイプの繁殖行動など、様々な生態が研究されています。
ヤマトオサガニのウェイビングは、左右のハサミ脚を関節を曲げたまま、すなわち体の前で輪を作った状態で上下させる単純な運動です。摂餌行動の合間に確認できました。
なお、ヤマトオサガニのウェイビングに2型があることが確認され、これを追究していき、最終的にヒメヤマトオサガニMacrophthalmus banzai Wada & Sakai, 1989という新種の存が発見されました。
ヤマトオサガニのウェイビングは上記のように、鉗脚を曲げたまま上下させ、「V型」と名付けられたのに対し、ヒメヤマトオサガニでは、左右の鉗脚を前上方に回転させ、途中で完全に伸びた状態で振りあげ、「L型」と名付けられています。
本州北部ではヤマトオサガニのみが分布しますが、紀伊半島から九州にかけては両種が混生し、琉球諸島ではヒメヤマトオサガニのみの分布となるそうです。
なお、ヤマトオサガニのウェイビングに2型があることが確認され、これを追究していき、最終的にヒメヤマトオサガニMacrophthalmus banzai Wada & Sakai, 1989という新種の存が発見されました。
ヤマトオサガニのウェイビングは上記のように、鉗脚を曲げたまま上下させ、「V型」と名付けられたのに対し、ヒメヤマトオサガニでは、左右の鉗脚を前上方に回転させ、途中で完全に伸びた状態で振りあげ、「L型」と名付けられています。
本州北部ではヤマトオサガニのみが分布しますが、紀伊半島から九州にかけては両種が混生し、琉球諸島ではヒメヤマトオサガニのみの分布となるそうです。
片方のハサミ脚が異様に巨大化するシオマネキ類は、ウェイビングがまるで潮を招いているようなので、その名が付いたようです。欧米では、巨大なハサミに着目し、ヴァイオリン弾きガニと呼ばれるそうです。日本からは9種が知られていますが、多摩川河口干潟には分布しません。もっと南方系のカニなのですネ。
付け焼き刃なこと書いちゃいました。どなたかアドバイスください!!