人工干潟・・新聞記事(2012.6.27)

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ちょっと前の朝日新聞の地方版記事(2012.6.27)です。
 
これ、ちょっと興味あります。
この記事では、肉眼的調査による魚の行動について紹介されていますが、
こういった新たな干潟、特に海からちょっと隔離された場所に干潟が増設ていますが、
顕微鏡的サイズのカニプランクトン幼生が加入して、新たな干潟生物群集を形成するのではないかと思われます。
 
その過程を追跡するのにもってこいな環境なのです。
 
干潟増設後の、周辺水域のゾエアの出現状況を経時的に調査し、
干潟にどの種のカニがいつ頃出現し、
周辺の海岸と同じ組成の生物群集が形成されるのか? 違ったものになるのか?
違う場合、周辺に見られて、ここに出現しなかったカニはなにか? 
逆に近隣では見られないが、ここに出現したカニはいないか? それはもっとも近いところではどこに生息しているか? 
定着したカニがいつごろから再生産できるか?
長期間で生物組成に変化はあるか? どのくらいの期間で安定するか?
などなど、
 
興味が尽きないのでした。