コブカニダマシ

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小三郎Jrさんから大量の標本をいただきました。大感謝です。
ということで、小三郎Jrさんシリーズその1

コブカニダマシPachycheles stevensii Stimpson, 1858です。
このゴツゴツしたハサミ脚がたまりません。

しかし、ハサミ脚の大小の組合せが、新日本動物図鑑の図と左右が逆です。
左右性はないのでしょうかね。

ウラジオストック・北海道(尻岸内)・陸奥湾富山湾・女川湾~長嵜、土佐の浅海に生息。抱卵期7~9月」と図鑑にはあります。
ゾエア幼生で孵化し、ゾエア幼生2期、メガロパ1期を経て成体になります。

○掲載図鑑など:
内海富士夫[原色日本海岸動物図鑑], 1956, p.66, pl.33, No.9.
三宅貞祥[新日本動物図鑑(中)], 1965, p.637, No.1055.
内海富士夫・西村三郎・鈴木克美[標準原色図鑑全集 16 海岸動物図鑑], 1971, p.92, pl.31, No.6.
三宅貞祥[相模湾産甲殻異尾類], 1978, p.169(英), 146(和), text-fig.68.
三宅貞祥[学研生物図鑑水生動物], 1981, p.111, 243.
武田正倫[原色甲殻類検索図鑑], 1982, p.54, No.160.
三宅貞祥[原色日本大型甲殻類図鑑(Ⅰ)], 1982, p.155, pl.52, No.2.
朝倉 彰[原色検索日本海岸動物図鑑(Ⅱ)], 1995, p. 374, pl. 100-3.
峯水 亮[海の甲殻類], 2000, p. 174.

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カニダマシ科は、どこからみてもカニに見えますが、短尾類(カニ類)ではありません。異尾類(広義のヤドカリ類)なんです。なぜかって・・・・ 詳しくは後程