中・深層エビ類

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中・深層遊泳性エビ類です。


「中・深層」っていうのは、.... あとで書きます(汗)

 これら4種はいずれも水深500mくらいから大型ネットで普通に採集されるプランクトン性のエビ類です。って、水深500mから採集された標本自体が普通じゃないですけどネ。


.汽ラエビ科のエビ類。図鑑みても難しくてキーを追うことができませんでした。
 グリフォン先生に写真を見ていただいたところ、「おそらくキタノサクラエビEusergestes similis (Hansen, 1903)で はないかと思います。」とのこと。図鑑によれば;
 分 布:北太平洋および南太平洋と南大西洋の東側
 サイズ:60mm

▲轡鵐イエビBentheogennema borealis (Rathbun, 1902)
 「日本近海の外洋性エビ類類のうち、小型ネクトンとしてはもっとも多く出現する」とあります。
 分 類:オヨギチヒロエビ科
 分 布:28°N以北の北太平洋に多い。生息水深200~2500m
 サイズ:約60mm

サガミヒオドシエビAcanthephyra quadrispinosa Kemp, 1939
 分 類:ヒオドシエビ科
 分 布:広い生息域をもち、日本近海に普通
 サイズ:60~70mm

ぅ泪襯劵ドシエビHymenodora frontalis Rathbun, 1902
 分 類:ヒオドシエビ科
 分 布:北太平洋。2400~5600m
 サイズ:約50mm
 図鑑の記載よりもかなり小さく、採集水深もかなり浅い(といっても水深500m前後)。採集個体数はかなり多いです





[参考文献]
268)林 健一.1997.十脚目.In千原光雄・村野正昭編,日本産海洋プランクトン検索図説.pp.xv,1227-1270.東海大学出版会,東京.