シムランスのヤドリムシ

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フィコカリス・シムランスPhycocaris simulans Kemp, 1916というエビがいます。
モエビ科の1種で、和名は無いようです。
(写真はcalappaさんのブログから借用いたしました。感謝々々です)

全身毛(?)で覆われた形態は独特で、体長1cmをきる小型のエビながら、ファンダイバーの間では密かに人気のようです。
英名でもHairy Shrimpというみたいです。
 
このエビ、全然詳しくないのですが、『サンゴ礁のエビハンドブック』(峯水, 2013)に記述があり、「インド・西太平洋に分布。日本では伊豆半島以南で観察されている」とあります。岩・海藻・死サンゴなどの表面に藻や海藻が生えるような環境に多いそうです。
 
 
FBのコミュニティ「ParasiteLovers」にこのエビの鰓につくエビヤドリムシに関する投稿がありました。(2016.3.8の記事、フィリピンBonifacio Global Cityだそうです)
エビの体に比べてすこぶる大きく、非常に興味を惹かれました。
 
気になったので、“シムランス”で画像をググルと、寄生を受けたP. simulansの写真がいくつかヒットしました。
 
 
ひとつは慶良間の記事、ひとつは沖縄・本部半島の水納島の方のもののようです。
 
このなかの記事に、「世間に出回っている写真を垣間見るかぎりでは、シムランスにこの虫がくっついているケースもけっこう多いようだ。」という記述がありました。
 
興味津々です。情報を追っかけます。