ハマダンゴムシ

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先日の講演会で知りあったJさんから、念願のハマダンゴムシTylos granuriferus Budde-Lund, 1885を譲っていただきました。
感謝々々です。
 
ハマダンゴムシ科の等脚類です。見た目、オカダンゴムシArmadillidium vulgare (Latreille, 1804)によく似ていますが、系統的にはかなり遠いそうです。どちらかと言えば、ヘラムシ科に近いとか(布村・下村, 2010)。
今回お送りいただいたハマダンゴムシを、今後ゆっくりと観察していきたいと思います。
 
学生の頃から、図鑑などでしかみたことが無く、気になっていました。本当にサンクスです。文楽亭さんが「かわゆすぎるにもほどがあります」っていってましたが、まったく愛くるしいです。
 
図鑑には「本邦各地の海浜の砂地に見出される」とか、「砂浜頂潮上帯の石の下」とあります。でも棲息地はピンポイントで、なかなかみつからないらしいです。皆越ようせいさんが講演会で、情報あったら教えて欲しいといっていました。
 
皆越さんの写真集(絵本?)「うみのダンゴムシ・やまのダンゴムシ」には愛くるしさ120%の写真満載ですが、Nob!!が気になったのは、丸くなった体から除いているトゲトゲの脚!  とてもダンゴムシには見えません。ここをゆっくり見てみたいと思っています。他にも腹部の構造とか、口器の構造とか...
 
 
 
○主な掲載図鑑など:
Tylos granulates:
  内海[原色日本海岸動物図鑑, 1956, p. 54, pl. 27, no. 6.
  岩佐[日本動物図鑑, 1957, p. 809, fig. 2330.
  椎野[新日本動物図鑑(中), 1965, p. 555, no. 773.
  内海・西村・鈴木[海岸動物図鑑:標準原色図鑑全集 16,, 1971, p.76, pl.25, no.6.
  西村[学研生物図鑑水生動物, 1981, pp. 97 & 289.
Tylos granuriferus:
  武田[原色甲殻類検索図鑑, 1982, p.236, no.704
  武田[海辺の生き物:山渓フィールドブックス⑧, 1994, p. 278, no. 4
  布村[日本産土壌動物検索図説, 1991, p.64, figs.170 & 202-9.
  布村[原色検索日本海岸動物図鑑(Ⅱ), 1995, p. 232, pl. 82-10.
  布村[日本産海洋プランクトン検索図説, 1997a, p. 1119.
  布村[日本産土壌動物], 1999, p.599,615(9),625.
 
※改めてまとめると、こんなにいろんな図鑑に掲載されているんですナ
 
 
 
 
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