感謝々々です。
ハマダンゴムシ科の等脚類です。見た目、オカダンゴムシArmadillidium vulgare (Latreille, 1804)によく似ていますが、系統的にはかなり遠いそうです。どちらかと言えば、ヘラムシ科に近いとか(布村・下村, 2010)。
今回お送りいただいたハマダンゴムシを、今後ゆっくりと観察していきたいと思います。
学生の頃から、図鑑などでしかみたことが無く、気になっていました。本当にサンクスです。文楽亭さんが「かわゆすぎるにもほどがあります」っていってましたが、まったく愛くるしいです。
図鑑には「本邦各地の海浜の砂地に見出される」とか、「砂浜頂潮上帯の石の下」とあります。でも棲息地はピンポイントで、なかなかみつからないらしいです。皆越ようせいさんが講演会で、情報あったら教えて欲しいといっていました。
皆越さんの写真集(絵本?)「うみのダンゴムシ・やまのダンゴムシ」には愛くるしさ120%の写真満載ですが、Nob!!が気になったのは、丸くなった体から除いているトゲトゲの脚! とてもダンゴムシには見えません。ここをゆっくり見てみたいと思っています。他にも腹部の構造とか、口器の構造とか...
○主な掲載図鑑など:
・Tylos granulates:
岩佐[日本動物図鑑], 1957, p. 809, fig. 2330.
椎野[新日本動物図鑑(中)], 1965, p. 555, no. 773.
内海・西村・鈴木[海岸動物図鑑:標準原色図鑑全集 16,], 1971, p.76, pl.25, no.6.
西村[学研生物図鑑水生動物], 1981, pp. 97 & 289.
・Tylos granuriferus:
武田[海辺の生き物:山渓フィールドブックス⑧], 1994, p. 278, no. 4
布村[日本産土壌動物検索図説], 1991, p.64, figs.170 & 202-9.
布村[日本産土壌動物], 1999, p.599,615(9),625.
※改めてまとめると、こんなにいろんな図鑑に掲載されているんですナ
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