ミラキア・エフェラータ

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 今日から5月かぁ~  やっぱ歳くぅと月日が過ぎるのはやいなぁ 気がつくと季節が変わっていて、四季を堪能するヒマがないっス


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 ミラキア・エフェラータMiracia efferata (Dana, 1852)(和名なし)。お気に入りのカイアシ類の一種です。年間に10~20個体出逢えるくらいの種類です。
 ソコミジンコの仲間ですが、浮遊性で、大きな一対のレンズがチャーミングです。体色はメタリックブルーで、非常に目だちます。(写真でこの娘のかわゆさが表現できないのがとっても残念!)
 暖海性のプランクトンで、図鑑には日本近海では「小笠原諸島八丈島近海に分布」とあります。沖縄近海のサンプルで比較的よく見掛けますが、東京湾内からも採集されます。黒潮の影響の強さによるのでしょうね。

○主な掲載図鑑:
田中於菟彦[新日本動物図鑑(中)], 1965, p.494, No.568.
山路 勇[日本海プランクトン図鑑], 1966, p.386, pl.120, No.6.
岩崎 望[日本産海洋プランクトン検索図説], 1997, p.956, pl.208, no.331.




 ところで、「希種」の概念ってどんなでしょうね?
 学術的に、世界で数個体しか標本が得られていないような種類なら、文句なしに希種でしょう。
 専門の研究者が、一生のうちに出逢えるかどうかという種類も「希種」ですよね。
 では、本種のように、たまにだけど年に何回か出逢える種類は「希種」? それとも「普通種」?