クサフグウミチョウ

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魚類寄生性甲殻類クサフグウミチョウArgulus kusafugu Yamaguti & Yamasu, 1959です。
 
 1959年に愛知県新舞子東京大学農学部附属水産実験所)で報告された種類で、この度、瀬戸内海の香川県丸亀市小手島沖と愛媛県宇和島沖から発見され,本種の50年ぶりの新記録として報告されました(齋藤ほか, 2011)。
 原記載での宿主はクサフグで、学名や和名の由来となっていますが、今回の瀬戸内海からの発見はすべてコモンフグからでした。
 
 海産チョウ類の知見は非常に少なく、今後も機会があったら継続していきたいと思います。小三郎Jrさんからもサンプルいただいておりますので、追って整理してまいります。
 
 
(参考文献)
1. 齋藤暢宏・山下浩史・近藤裕介・大塚 攻・長澤和也.2011.魚類寄生性甲殻類クサフグウミチョウの第2例目の採集記録.日本生物地理学会会報,66243-247