水族寄生虫学

マツイウミチョウ

マツイウミチョウ Argulus matuii Sikama, 1938といいます。海産魚の寄生虫です。 haginohanaさんからいただきました。関連サイトはこちら(↓) http://blogs.yahoo.co.jp/haginohana/35173754.html 上に詳しく記しましたが、本種はイサキParapristipoma tri…

灯下のウオノエ

以前Kamaka氏から同定依頼を受けたウオノエです。氏の許可が得られましたので、ブログにアップします。 話を聞いた時点で、「これは種まで落ちないな」と直観したのですが、やはり種類はわかりませんでした。 というのも、このウオノエはプランクトンとして…

ホタテエラカザリ(カイアシ類)

みなさんにハッピー・ヴァレンタインです(ってオイオイ(^_^)v) ▽▲・△▼ ○ ▽▲・△▼ ○ ▽▲・△▼ ○ ▽▲・△▼ ○ ▽▲・△▼ 1970年代はじめ、陸奥湾の養殖ホタテPatinopecten yessoensis (Jay, 1857)から特異な寄生虫が確認された。 寄生体の外形は一見フクロムシ類に類…

続・ウオジラミ

プランクトンを見ていたらウオジラミがいました。 この海域(といっても河口域なんですが)のプランクトンをここ数年見る機会が続いているのですが、かなり稀ではありますが、ウオジラミが採集されていることがあります。 プランクトン分析をしていても、ウ…

ウオジラミ The Sea Lice

ノルドマンウオジラミLepeophtheirus nordmanni (M.-Edwards, 1840)といいます。 マンボウの体表に寄生しています。これを採った時、採集地の焼津では1匹のマンボウからメス11個体とオス4個体、未成熟メス4個体がついていました。 焼津で水揚げされるマンボ…

チョウArgulus japonicus

チョウ Argulus japonicus Thiele, 1900です。淡水産魚類の外部寄生虫です。 Sbclass BRANCHIURA 鰓尾亜綱 Order ARGULOIDA チョウ目 Family ARGULIDAE チョウ科 1cm以上もあり、また、腹部が比較的大きいので、最初チョウモドキ Argulus coregoni Thorell, …

カクレエビ

カクレエビ Conchodytes nipponensis (De Haan, 1844) netみてると、タイラギから出てくるこのエビについての問い合わせみたいな記事をよく見ます。食材ののなかから異物、それも生き物がでてくるのだから、驚くのも無理ないですが。 テナガエビ科・カクレエ…

ナミオウオノエ(「アオアジノエ」改め)

isenokuromesdaka氏から送っていただいた標本の写真を撮りました。 「アオアジのエ」論文化計画、ちゃくちゃくと(?)進行中です(笑) ↓ 論文化されたようです。 先の記事でゆめえびさんから、「アオアジノエにまだ別の寄生虫が付いているのでしょうか?」…

アオアジのエ

ぼうずコンニャク氏の画像掲示板「魚貝類なんでも相談室」でisenokuromesdakaさんからアオアジに着くヤドリムシについて質問を受けました。 http://lophius.bbs.fc2.com/ 2008/09/07 (Sun) ~ 2008/09/30 (Tue)にかけて情報をいただきました 「ウオノエにつ…

モエビのヤドリムシ

ぼうずコンニャク氏の画像掲示板「魚貝類なんでも相談室」でuni2さんからモエビの鰓に着くヤドリムシについて質問を受けました。 http://lophius.bbs.fc2.com/ モエビは種名不明で、大阪湾で採れたそうです。 しかし、このヤドリムシの写真、非常に新鮮でき…