#生物学

[文献]日本産等脚目甲殻類の分類

海洋と生物という雑誌に、日本の等脚類に関する連載がはじまっています。いまから目次を作っておこっと! ////////// 下村通誉・布村 昇.2010~.日本産等脚目甲殻類の分類.海洋と生物,186~. [著者の順番は不定のようです] 1.2010.海洋と…

ウオジラミ宿主リスト

長澤ほか(2010)から、宿主魚類からウオジラミを逆引きするインデックスを造りました。 表は画像となっていて、右下の虫眼鏡をクリックすると拡大して文字が読みやすくなります。 間違いとかあったらゴメンナサイ。気がついた人、ご指摘ください。

日本産ウオジラミ類リスト

Nob!!が20年間、待ちに待った論文が出ました。こういう論文を心の底からまっていました。 日本産ウオジラミ属カイアシ類を目録にまとめ、最新の学名に置きかえられています。 この目録によって、日本近海から33種のウオジラミが報告されていたことが分かりま…

マルオウスムラサキウミノミ

マルオウスムラサキウミノミAnchylomera blossevillei Milne-Edwards, 1830です。 丸っこい体形と、武骨な第5胸脚がイカします(^_^)v 上がメスで、下がオスです。 この第5脚はあまりにもカッコイイので、あとで写真を追加します。 海洋浮遊性甲殻類です。大…

ズフェア幼体zuphea(ウミクワガタ)

ウミクワガタ類のズフェア幼体です。 ウミクワガタ類は学名のカナ読みで「グナチア」とも呼ばれます。体長数mm程度の、名前のとおり雄は昆虫のクワガタに良く似た等脚類です。 Nob!!の学生自分は、マイナーの極みのような存在で、知人にその存在をしるものは…

コノハエビ[木葉蝦]

コノハエビです。東京湾奥部でプランクトンとして採集しました。 コノハエビの標本はいくつか持っていますが、プランクトンとしては初めてです。底生性の小型甲殻類です。 ●コノハエビ類については、横浜国大の菊池知彦博士を中心とされ、研究が進められてい…

参考文献[コノハエビ]

[引用文献] 1)天野光孝・加戸隆介・橘高二郎.1985.コノハエビの生態と飼育.付着生物研究,5(2):7-12. *2)Claus, C. 1872. Über den Bau und die systematische Stellung von, nebst Bemerkungen uber das seither unbekannte Mannchen dieser Gattun…

武者ゾエアII

先にupした写真も日本海でしたが(↓) http://blogs.yahoo.co.jp/yevicanidaisuki/22446748.html 今回の日本海のプランクトンサンプルはけっこう普通に採れていました。 この顔つき、この武者っぷりが写真でうまく表現できないのが歯がゆいです。 調べてい…

琉球列島の新種の宝庫??~カニ類3種が新種だった~

琉球列島の砂質干潟には多くのスナカニ類が生息しているのですが、その中でも代表的な3種のカニが、実は新種だったそうです。 琉球大学亜熱帯島嶼科学超域研究推進機構の成瀬貫特命助教たちによって行われた研究でわかったそうです。って、8月にマスコミで報…

ザ・GAMAN

水産庁が世界の漁業者に向けて、GAMAN(我慢)を提言したそうです。 うちの子供達にも提言しなければ!(あっ自分もか!!) http://www.asahi.com/national/update/1027/TKY201010270448.html http://risk.kan.ynu.ac.jp/matsuda/2010/101028NCU.html

キラキラなカイアシ類:Sapphirina属

サフィリナ属カイアシ類のオスです。 標本が紛失しているため、種類が確認できません。 が、体形からSapphirina darwini Haeckel, 1864かS. opalina Dana, 1849かなって思います。 そこで、画像を調整してみたところ... 尾肢内縁の突起が小さいようにみえ…

新種の甲殻類!!

先日の新聞記事です。 写真中段の「新種の甲殻類」が気になります。解説ほとんどないです。 ご存じの方、是非ご教示ください。 ↓↓↓ kamakaさまからご教示いただきました(2010.10.23)。ありがとうございます。 カイアシ類の一種のようです(↓) http://www.…

ペンタブ購入

少し前に、ペン・タブレット購入しました。 蛭田・角井(2010)の論文に、非常に感化されて(微笑)。 いやぁ~ 前から興味はあったのですが... 小西(1999)あたりから すでにご研究に導入されているrabaさんに相談したところ、wacom社のイント…

天使の海老

小田原さかなセンターの「まぐろや」で、天使の海老っていう商品を売っているそうです。 お昼のTVで紹介していたとか(『一度は行きたい極上宿の激安プランが予約可能!伊豆高原・伊豆長岡・箱根・那須高原』2010年9月20日(月) 12:00~13:25 テレビ東京)…

アナジャコ:引用文献

記事アナジャコの引用文献です。 本文はこちら: http://blogs.yahoo.co.jp/yevicanidaisuki/27192396.html 引用文献 1)荒俣宏.1991.世界大博物図鑑, 1. 蟲類.平凡社. 2)朝倉彰.1995.アナジャコ下目.in 西村三郎編,原色検索日本海岸動物図鑑(Ⅱ)…

アナジャコ

アナジャコUpogebia major (De Haan, 1849)です。 大好きな甲殻類のひつです。このフォルム、たまりません。 日本産のアナジャコ類は、Itani(2004)によってまとめられていますが、その後も、沖縄以西から新種が何種類かみつかっています。まだまだホット…

えびせん

同僚から、お土産いただきました。おいしゅうございました。 「しろえび小判」(日の出屋製菓産業㈱)、いわゆるえびせんです。 原材料に富山湾特産のシラエビ(流通名しろえび)を使用しているのがミソですね。 シラエビPasiphaea japonica Omori, 1976は…

ツメウミノミ

テングウミノミ科のクラゲノミ類です。 この体形のクラゲノミはプランクトンとして、結構普通に見かけます。数は多くありませんが。 今回、解剖して種類を調べました。 ツメウミノミTetrathyrus forcipatus Claus, 1879でした。 第1・第2胸脚が、前節後縁先…

ハマダンゴムシ

先日の講演会で知りあったJさんから、念願のハマダンゴムシTylos granuriferus Budde-Lund, 1885を譲っていただきました。 感謝々々です。 ハマダンゴムシ科の等脚類です。見た目、オカダンゴムシArmadillidium vulgare (Latreille, 1804)によく似ています…

新聞記事「日本の海 豊かさ世界一」(朝日新聞20100804)

昨日の新聞記事です。 なんと、日本近海は、グレートバリアリーフを有するオーストラリア近海を抜き、世界一生物種数の豊富な海域だそうです。 甲殻類は6393種だそうで...

●●エビジャコ

hossyさまシリーズ第4段(だっけ?) お待たせしました。hossy様、いつも感謝々々です。 いただいたこのエビ、エビジャコ科の種であることは間違いないでしょうが、実はNob!!は不得手です。 ちょうど今、海洋と生物の林先生の御連載で、エビジャコ科がはじ…

ホムラスベヨコエビ

ピカチュウヨコエビ! ゲットだぜ!! ってゲットしたのはhossyさんですが。 Hossy様、感謝々々です。激萌ッす!! だれが名付けるのでしょうかね? Googleで検索すると「ピカチュウヨコエビ」で約 316 件がヒットしました。 どうやら、八丈島のナズマドって…

かいめん・ハルパコ

ブロ友・hossyさまからいただいた、ザラカイメン内在アミ調査の、スピンオフ・テーマです。2回、アミを送ってもらいましたが、両方とも入ってました。 小判様の体形、黄色いボディ、赤い着色、小柄な体長0.7mmと、萌ポイント満載です。 この写真はメスです。…

Renさんのアミ

Netで知りあったRenさんのブログからアミの写真を貸していただきました。ありがとうございます。もとのサイトはこちら↓ http://rendive.blog39.fc2.com/blog-entry-850.html Renさんは、西伊豆の黄金崎ビーチを拠点に活動されているダイバーさんのようです…

日本動物分類学会

新宿の科博分館に来てます。 5年ぶりくらいでしょうか? いやぁ~ すっっっごく楽しいです!! まるで、ミッキーマ○スに逢えるディズ○ーランドみたいっス 今回もかなり実りのある学会訪問でした。 学会サイコーっす!! 運営に当たられました科博のみなさ…

コマイヤドリアミ

ブロとものhossyさまからアミの標本をいただきました(写真の個体は体長約7mm)。感謝々々です!! 相模湾の水深20mのカイメンのなかにいる種類だそうです。ザラカイメンによくみられるとのこと。 さっそく写真撮って見ました(^_^)v これから詳細に調べなく…

ちりもんウオノエ(次のテーマ!!)

このコ、シラス調査などで時折目にすることがあり、長い間気になっていました。気になりながらも放置してしまう、おくゆかしいところがNob!!のチャーム・ポイントなんです(ウィーク・ポイント?)。 Nob!!はこれまで、シラス混入物やチリモンとして出現する…

ウチダザリガニ(特定外来種):千葉県で発見!?

特定外来種のウチダザリガニPacifastacus leniusculus (Dana, 1852)が、関東で初めて、千葉県で発見されたそうです。利根川水系の支川と本川で、昨年9月から今年1月にかけて15個体が捕獲されています。侵入の経緯は調査中とのことですが、人為的な導入が…

千葉・海博

千葉県立中央博物館・分館海の博物館にきました。3回目です。何年ぶりかな? 平成21年度マリンサイエンスギャラリー「海の生ものの共生:パートナーシップの多様性」みてきました。奥野先生の解説つきで! 標本や写真がすばらしく、非常に勉強になりました…

ヤドリムシの仔

この写真、ヤドリムシ類のクリプトニスクス幼生と思います。体長は1.45mmです。 東北太平洋岸の沖合いのプランクトンサンプルでは極普通にみられます。また、東京湾や東シナ海のプランクトン中からも見られます。(同じ種類ではありません。ヤドリムシの幼…